フラッシュ脱毛(光脱毛)とは、黒い色(メラニン色素)にダメージを与える脱毛方法です。照射した部分の皮膚でなく、毛だけにダメージを与えられるのは、光が黒い色だけに反応するからです。毛根の中には毛乳頭があり、その毛乳頭の周辺には毛母細胞があります。毛母細胞は、毛の元とも言える細胞です。フラッシュ脱毛(光脱毛)は、黒い色に反応する=成長期の毛に対して効果を発揮します。そして、成長期の毛は「毛乳頭」とつながっています。

 

つまりは、光を照射すると、その光が毛を通じて毛乳頭(毛母細胞)にダメージを与えて、毛が再生する力を弱めていく仕組みです。

毛が生えて抜け落ちるサイクルを「毛周期」と言います。フラッシュ脱毛にはこの「毛周期」が大きく関係しています。毛周期は、大きくわけて「3つの時期」があり、「成長期」「退行期」「休止期」の3つに分ける事ができます。

※成長初期の毛は、生まれたての毛で表面には出ていない状態

繰り返しになりますが、フラッシュ脱毛(光脱毛)は、「成長期」の毛に効果を発揮します。効果をしっかり出すために、脱毛施術をした後は、退行期・休止期が過ぎるのを待ち、成長期になってから、次回の脱毛を行う必要があります。これが、脱毛に期間が必要な理由でもあります。

 

毛周期は、毛の部位によっても違います。毛周期のサイクルが短いヒゲ脱毛の場合は、約2週間の間隔で脱毛が理想です。それに対して、ボディや陰部(VIO)の脱毛間隔は、約1ヶ月半〜2ヶ月が理想です。

STEP1 成長期の毛を剃る

毛が毛根としっかりと結びついた状態です。

 

STEP2 光を照射する

毛を通じて毛根へ熱を与え、毛が再生する力を弱めます。

 

STEP3 毛が抜け落ちる

毛周期に添って、弱った毛が毛根から離れ自然に抜け落ちていきます。

 

STEP4 毛が再生する力が弱まる

繰り返し光を照射していくことで、毛の再生力が弱まり、限りなくムダ毛がない状態に近づいていきます。また、脱毛を繰り返すことによって、毛が生える勢いは弱くなります。毛自体も脱毛前より細くなり、よく見なければ分からない状態になります。